2017/12/10

ご存知の方も多いだろうが、
ミルコ・クロコップが遂に引退を表明した。
このサイトでも紹介していたが、
昨年のRIZIN無差別級トーナメントで優勝したミルコ・クロコップ
現役引退を証明した。
クロアチアのテレビ番組でミルコは
「健康上の問題により、引退試合はするかもしれないが、ヒザのリハビリを終えることができたら」と答えた。
しかし、ミルコと言えば何度か引退表明をし、撤回していたが、果たして今回はどうなのか。
その点に関しては、決断は固いようで、
「今度こそ本当である。何度目の引退だよと言う人もいると思うけども、今回は家族とも約束している」と引退に関しては強く表明している。
そんなミルコの来歴をまとめてみた。
是非参考にして、週末のミルコ談義に花を咲かせてほしい。
ミルコ・クロコップ
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ミルコ・クロコップ
(1974年9月10日うまれ)クロアチアの男性キックボクサー、総合格闘家、元警察官。である。
称号として、 PRIDE無差別級グランプリ2006王者。K-1 WORLD GP 2012王者。
そして昨年行われたRIZIN FF2016無差別級トーナメント王者
元クロアチア国会議員、そして元警察官でもある。
リングネームの「クロコップ」は、英語で「クロアチア人のコップ(警官)」の意味を持つ。
ファイトスタイル
総合格闘技の試合では立ち技主体で勝負するストライカーであり、左ハイキックを武器に多くのKO勝利を挙げた。総合格闘技に適応した最初の本格ストライカー。
ストライカーの弱点であるテイクダウンディフェンスと寝技を身に付けた。ミルコの活躍は総合格闘技界の技術体系を打撃偏重へシフトチェンジしたとも言える。
代名詞として、ミルコと言えば左ハイと呼ばれる程、ミルコの左ハイはみているものを震撼させるハイキックである。
格闘技団体
K-1
1996年、「K-1 GRAND PRIX ’96 開幕戦」にミルコ・タイガーのリングネームで初出場が彼の格闘技でのデビューとなる。
その後1999年にミルコ・クロコップ・フィリポビッチ、そしてミルコ・クロコップとリングネーム変え皆に親しまれるようになる。
K-1参戦当時はやや細身の体だったが、徐々にビルドアップをし、また試合中のポーカーフェイスもあいまって、映画ターミネーターのようだと噂されたころから、「ターミネーター」の愛称でも親しまれるようになる。
PRIDE
2003年から参戦・対戦相手はこちらも昨年末のRIZINに出場していたヒース・ヒーリング。結果は左ミドルから、ダウンを奪い、パウンドのTKO勝利。その後当時ヒョードルが所持していたPRIDEのヘビー級タイトルに挑戦する旨を宣言した。
しかし、ヒョードルとの対戦予定だったが、ヒョードルが怪我の為負傷欠場し、暫定王者決定戦をアントニオ・ホドリオ・ノゲイラと戦う。1Rから終始圧倒していたが、2Rテイクダウンを奪われたあとパウンドからの腕十字を食らいタップアウト。これが総合での初敗北となった。
その後も総合の試合には出続けており、2006年の9月10日、ミルコクロコップ32歳の誕生日にPRIDE無差別級グランプリに優勝する。
UFC
2006年に優勝したPRIDEを経て、同年の2006年UFCに参戦する。2007年にUFC初出場はマウントパンチ連打でのTKO勝利を収めている。
途中なんどかDREAMにも出場するが、基本的にはUFC
2011年にロイネルソンと対決し、この試合が契約満了となる試合だったが、バックマウントパンチでTKOされ、その後引退を表明する。
その後一時キックボクシングを経て、UFCに再度復帰するも2105年末にUSADA(全米アンチドーピング機関)のアンチドーピング規定に違反していたために出場停止の仮処分を科されていた事が判明し、そのままUFCを引退する。
RIZIN
UFCを問題なくリリースされたミルコは引退をまたも撤回することとなる。これがミルコの最後となる戦いの場を提供したかつてから交流のあった榊原氏が主宰するRIZINとなる。
2016年 RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント開幕戦にてRoad FC代表のミョン・ヒョンマンと対戦し肩固めで一本勝ち。
その後出場予定だった、ヴァンダレイの代役として出場した昨年のRIZINNGP王者キング・モーパンチ連打でダウンを奪い、パウンドでTKO勝ち。
続く、二日目RIZIN無差別級GP準決勝にて把瑠都と対戦。クリンチ状態からのボディへの膝蹴りでKO勝ち、最終戦である、決勝戦ではアミール・アリアックバリと対戦。
カウンターの左フックを効かせ、最後は左フックでKO勝ち。見事優勝を果たし、自身の格闘技人生に幕を下ろす事となった。
日本のみならず、本国クロアチアでも英雄扱いのミルコクロコップだが、
今後の同行が気になるところだ。
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