2017/12/10

元UFCライトヘビー級王者リョート・マチダが、UFCアンチ・ドーピング政策違反により1年6カ月の出場停止となることが発表された。
ゴン格でも表紙を飾ったり、日本でも人気だったリョート・マチダだったが、薬物使用と言う残念な知らせが、格闘技ファンを襲う。
皆さまご存知のリョート・マチダとは
日系2世のブラジル人ファイター、リョート・マチダは、空手や相撲をベースにしたスタイルを持ち、ライトヘビー級で頂点に輝いたファイター。
レスリングや柔術、キックボクシングをバックボーンとするファイターがUFCで、空手をベースにチャンピオンベルトを手にした、日本人好みの異色ファイター。
構えは、基本的にサウスポーで戦うが、オーソドックスでも戦うスイッチファイター。
その多彩なスタイルでファンを魅了しただけに、この知らせは残念な結果であった。
今年4月にUFCアンチ・ドーピング政策の独立機関であるUSADAと言う機関に抜き打ち検査を受けたリョート・マチダだったが、
その中の薬の服用の聞き取り調査に、
自ら使用を報告したサプリメントの一つに禁止成分であるものが含まれていることが明らかになった。
USADA側からトーピング違反している可能性を伝えられたリョート・マチダは、
当該薬物サプリメントの使用を認めたうえで、禁止された当該成分が含まれていることを知らずにサプリメントを服用していたと釈明。
その後、採取したサンプルからリョート・マチダの申告と合致するかたちで成分が検出された。
禁止薬物の使用が発覚した場合、2年間の出場停止処分を科すことを基本としているが、
過失の程度が軽度である場合や、選手が薬物使用を速やかに認めて調査に協力する場合などがあれば処分が軽減される。
今回の、リョート・マチダの場合も、速やかに禁止薬物の使用を認め、調査に協力したことなどから、出場停止期間を1年6カ月に軽減。
リョートがこれに合意したことから、今回の処分決定に至った。
なお、この処分はリョートが禁止薬物の使用を自己申告した4月8日から発効するため、復帰は2017年10月となる。
リョート・マチダのファンは復帰を楽しみにするしかない。
非常に残念だが知らずに服用していたことや、きちんとした態度などは評価されるのではないだろうか。
来年10月にしっかり帰ってきて、また雄姿を見せていただきたい。
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