驚天動地のカード

そうRIZINの榊原委員長は言い切った。

誰が聞いても驚くだろう

あのギャビの対戦相手はなんとプロレスラーであった神取忍選手である。

神取の選手記録を取り出してみた

神取は現在52歳。柔道で1984年世界選手権大会66kg級3位などの実績を残した後に、

86年にプロレスデビュー。現在もリングに上がる。

06年から10年には人気も相まって参議院議員としても活動していた時期もある。

95年総合格闘技大会・L-1の8人トーナメントに参戦し、

決勝一本負けしたが、準優勝となっている。

また直近の総合格闘技の試合は2000年のL-1の堀田祐美子戦以来となる。

これだけ聞くとあのギャビと戦うのにはどうなのか、と皆思うかもしれない。

私自身もそう思うところがある。

しかし神取は本気だ

対戦が決まったギャビに対して

「ギャビが強いと言われていますが、私にとってはこの選手よりも大きい選手と戦ってきて、男子とも戦ってきて、規格外の選手と散々戦っています。

それと比べると、何の恐れることもありません。負ける気持ちもありません。

私は“心を折る”という言葉を使っています。ギャビの心を折ってやりたいと思います。」

「絶対に勝てる」

と言い切る。

その自信は果たして結果が追いつくものなのか、期待したい。

対するギャビだが、当然ながら不満が募る様子。

「私は今まで、年末の対戦相手が誰になるのか待っていましたが、こういう発表（納得がいかない）になりました。

そもそも何故、神取さんが私の対戦相手になるのかはよく理解できないです。

ほかに私と戦う資格がある選手はいるのではと思うのですが、まあ試合は決まったことなのでやります。」

と不満が大きい

「彼女（神取）は私を倒す自信があるとおっしゃっていますが、それがどこから来るのかまったく分かりません。

冗談なのかと思っています。ただし、社長から試合が組まれたと言われたので、私は社長のことを尊敬していますし、言われたことはやります。

そして試合当日、彼女はギャビ・ガルシアがどんな人間なのかを思い知ることになるでしょう」

と戦慄を覚える言葉を残している。

こんなことは言いたくはないが、

神取が勝つ事があれば

それはまさに金星であり、

本人も語る「チャレンジする精神」をあらゆる人に伝えることができると

確かに思う。

神取のチャレンジに期待したい。