2017/12/10

神か悪魔か
どちらが強いのか。
はたしてそれは結論が出るのか。
今回はその一端を担う戦いが切って落とされそうとしている。
19日(日本時間20日)、米国ネバダ州ラスベガスで「クラッシャー(破壊者)」の異名を持つ
セルゲイ・コバレフ(33・WBA、IBF、WBO3団体統一世界ライト・ヘビー級王者)と、
04年アテネ五輪金メダリストで「神の子」のニックネームを持つ究極の技巧派、
アンドレ・ウォード(32)の対決が行われる。
この試合、単純に言うと
力 対 技
見るほうも分かりやすい、そして楽しめる頂上決戦となっている。
コバレフに関しては動画も張ってみたのでご覧いただきたい。
関西人風に言うと「こんなんあかんやろ・・・」ってくらい
相手を壊しにかかっております。
動画でもあるように、圧力をかけながら前にいき、ストレートで相手をとらえた後は
追い込むようなラッシュ、その後は相手のガードを確認し、的確に「壊しに」かかるクラッシャーことコバレフ
以前はスタミナが問題視されていたようだが、今はスタミナ強化により、その弱点も克服。
世界戦の9戦全勝(7KO)を含む戦績は31戦30勝(26KO)1分
KO率 脅威の84%!! この圧倒的なパワーで相手を責め立てる
対する
挑戦者のウォードは04年アテネ五輪で金メダリスト
アマチュアで119戦114勝5敗の戦績を残しており、キャリアは十分すぎるほど。
プロに転向してからは30戦全勝(15KO)で、アマチュア時代から数えて20年以上も敗北を知らないという
もはや漫画の世界の住人。
こちらはライト・ヘビー級よりも1階級軽いスーパー・ミドル級でWBAとWBCの世界王座を獲得した実績を持っており、
コバレフに勝ち2階級制覇を狙う。
ウォードも見ていただいたらわかる通りの選手
圧倒的スピードと、そして注目すべきはその目の良さ。
相手のジャブやストレートを誘い、それに合わせるカウンターのうまさや
遠間から飛び込むスタイルは、見ていて惚れ惚れする。
神の子の異名にも納得できる戦い方だ。
ボクシングファンの予想は今は真っ二つに割れている。
悪魔の強打が炸裂!神の子が翻弄し悪魔を討つ!
互いに高いレベルでの、対照的な戦闘スタイルを持つ二人だけに
少しの差で決着が変わると言っても過言ではない。
力と技 どちらが強いのか、もうすぐわかることとなる。
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